スキ時々キライ


「待ってよ…」

「何…??」

朱莉ちゃんは優しく微笑んだ。

悪魔…。
悪魔…。
悪魔…。
笑ったって全然怖さは消えないよ。
余計に怖さが…。

「冷たいね…」

朱莉ちゃんは私を見ながら鼻で笑った。
大人っぽく髪を耳にかけてグロスで輝く唇を緩めた。
< 270 / 349 >

この作品をシェア

pagetop