スキ時々キライ


手慣れた手つきで髪を巻いていく。

「前もだけど春輝って髪巻くの上手いよね♪」

「天才だから♪」

春輝は可愛らし笑みを浮かべた。
話しながらも春輝の手は止まらずあっという間に綺麗に巻かれていた。

「ありがとう!!」

鏡をじっと見ながらお礼を言う。
天才だからって…。
私より上手いんだけど!!

「さぁ行くか♪」

私のバックを持って春輝は部屋を出た。
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