スキ時々キライ


第2会議室はすぐに見つかった。
ドアに手をかけると…。

「はるぅ…好きって言って!?」

中から女の子の声が聞こえた。
春!?って春輝!?
まさか…ないよね!?

「好き♪」

今のって…。
春輝の声だよね。
大スキな春輝の声…。

「朱莉も大しゅき〜♪」

「おっと危ねぇ…!!」

椅子のずれた音と春輝の焦る声で中の様子が何となくわかる。
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