草食系部下と私様上司③
「鶴見君、時間よ?」


仕事していた筈の莉子が、俺のデスクに来た。


「莉子…。」


「二年間…ご苦労様。そして、有難う。」


背中から、大きな花束が出てきて、それを俺に差し出した。

「これ…俺に?」


こんなん、大学の卒業以来だから、スゲー恥ずかしいんだけど…。


それを、まさか莉子…自分の奥さんから貰うなんて…。


「あっ…有難う…ございます。」


パチパチパチ…。



フロアに居る人、皆が拍手してくれた。

余計、恥ずかしいんですけど…。


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