ハツコイ☆血肉色
視界が定まらない。
空間が歪んでいる。
僕は目を細めて意識を集中する。
目の前に、女の足先がある。
床が波打っている。
僕は倒れている。
床に這いつくばっている。
何故だ。
「あ、効いてきたっぽいね……」
女が何か言っている。
「円城寺くん、ずっとピンピンしてるから、量が足りなかったのかと思ったよ!」
女の言葉は明瞭に聞き取れるが、話の道筋が見えてこない。
「ワインにね、こっそりおクスリ混ぜといたの。円城寺くんがチーズケーキ切ってるとき」
「……」
クスリ?
盛られたのか、僕は。
しかし何のために……?
空間が歪んでいる。
僕は目を細めて意識を集中する。
目の前に、女の足先がある。
床が波打っている。
僕は倒れている。
床に這いつくばっている。
何故だ。
「あ、効いてきたっぽいね……」
女が何か言っている。
「円城寺くん、ずっとピンピンしてるから、量が足りなかったのかと思ったよ!」
女の言葉は明瞭に聞き取れるが、話の道筋が見えてこない。
「ワインにね、こっそりおクスリ混ぜといたの。円城寺くんがチーズケーキ切ってるとき」
「……」
クスリ?
盛られたのか、僕は。
しかし何のために……?