お気に入りの場所で (しあわせに…したる)
「あっ晋弥起きたんだ」って俺に気付いて声をかけて来た


『良かった~帰ったかと思ったやん…起きたらおらんねんもん』


「ごめんね、目覚めちゃったから、夕食の用意しようかと思って…」


『そうやったんや…良かったわ…で何作ってんの?』
メニューを聞いてみると

「今日は、生姜焼きとお味噌汁とサラダとお浸しだよ」


『まじ?めっちゃ旨そうやんか』


「旨そうじゃなくて、美味しいんだからね」
何て、少し自信ありげに言うと…


『わかってるって』


「もうすぐ出来るからね」
って言うから、もうそんな時間なんか、と時計見ると


『うん、もう6時か、待ってるわ』
とキッチンから出て行った

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