温かい涙
1Cry

過去と現在

―♪ー♪ー♪ー―

「……んー…」


部屋中に携帯のアラーム音
が鳴り響く


「もう朝かよ……ん?」


起き上がろうとした時、
枕が湿っているのに気が付いた


「あたし、また泣いてたんだ…ははっ」


上手く笑えないのは、分ってる。
だけどこうして無理にでも
笑っていかないと、また弱々しい
自分に戻ってしまう。

と言うよりもただ、
まだ現実から逃げているだけなのかもね


―あれから1年が経つというのに…


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