FOREVER
友達
中学校生活最後の年。
待ちに待ったクラス換え。
「美咲、なん組なった??」
呆然と立ち尽くす私に声をかけている女の子、浜崎 愛梨。
背が高くて、モデル顔負けのスタイルの持ち主。
おまけにめちゃくちゃ気の強い女の子。
「1組だったあ…」
そんな彼女に泣きそうな顔で答える私は原田 美咲。
ごく普通の平凡な女の子。
「何でそんな落ち込んでんのさ?」
泣きそうな私の肩にぽんっと手をおき、うきうきしてる愛梨。
「だってえ、また和田先生のクラスじゃん。」
そう、落ち込んでいる原因は学校一厳しくてうるさい先生、私が一番嫌いなやつが担任だったからである。
「あいつはだるいけどさ〜クラスのメンバーはよさそうだからいいじゃんっ」
「まあ..いっかあ」
愛梨の言葉にのせられて2人で教室にむかった。
ガラガラ..
教室はガヤガヤしていて
愛梨は知り合いと話した
りしていた。
こうして私の中学校最後の年が幕を開けたのである