FOREVER



それから桃とのメールが続き、会おうという事になった。

待ち合わせの時間。

「美咲」
「桃?」

桃はショートで黒髪、がっちり系のタイプだった。

「じゃあ、行こ」
そういう桃に手を引かれて行った先は知らない家だった。

「誰の家??」

私は桃に聞いた。

「一言で言うなら仲間の家かな??みんな友達絡みで学校に行けなくなった子達だから」

と明るく言う桃。

「そうなんだ」

ピンポーン♪♪

「優香、開けて〜」

ガチャ♪♪

「優香、この子が美咲。仲良くしてやって」
桃が話す女の子は色白で幼い顔の可愛らしい子。

「よろしくね♪」

笑顔が可愛いな、これが私の優香への第一印象だった。


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