FOREVER


――――――――――

美咲が拓也に襲われているのをミナトは見ていた。

―おいおい、何やってんだよ。

寝たフリをしていたら突然美咲が隣に寝だし、美咲の肌が触れていた。

―こいつ、馬鹿か。こんなことするから襲われんだよ。


と、美咲を見つめていたとき。

「ん〜」

チュッ


何かが唇にあたった。
美咲は寝相が悪く、ごろんごろん寝返りをうっていた。

―は!?今こいつキスした!?これは事故だ。つか、何気持ちよさそうに寝てんだこいつ。


焦りを隠せないミナトは、必死で忘れようとしていた。


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