FOREVER
「おはよ〜」
桃の甲高い声で叩き起こされた。
時計を見ると昼過ぎだった。
―み-くんまだ寝てるし、てか、寝顔可愛い。
自分の胸がキュンッてなったことを、まだ私は気付いていなかった。
「み-くん、朝だよう。」
「う〜」
と、もがくミナト、まだ寝たいようだが私は何故かまた心の中で『可愛い』がグルグルしていた。
「起きて〜」
ミナトをゆさぶる。
パッと目を覚ましたミナト。
「おはよっ」
私は笑顔で言った。
プイッ
ミナトにそっぽを向かれてしまった。
それが何故か悲しくて、胸がチクッとした。