FOREVER
その夜、DVDを見ている途中で皆寝てしまい、
私は1人外で星を見ていた。

「風邪引くぞ」

と、ぽんっと頭を叩いてきたのは優樹だった

「寝てたんじゃないの??」

と私は優樹に言った。

「優樹君はさあ、」
「優樹でいい。」
とすぐに返された。
「優樹は愛梨のことどう思う?」
と私は聞いてみた。
「嫌いじゃない、なんで」
「なんとなくね、てか意外にタラシじゃないね」
と笑いながら言った。
「あ〜よく言われるけど、皆顔でタラシて判断するからな」
だから女の子にそっけないのかな、と少し可愛く思えた。
「てゆうか、アド教えろよ」
携帯をとられていきなり赤外線をし始めた。

「なんかあったらすぐ言えよ」

そんな優樹の顔が今の私には全くわからなかった。
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