Sad Love‐私が愛した人へ‐
「これ、お願いします」

「プレゼントですか?」

「はい」

「少々お待ち下さい」

ラッピング5分位かかるかな?

「ねぇ愛華」

「ん?」

「俺、本やに寄りたいんだけど」

「あ、いいよ」

琢磨は学校でいっつも本を読んでる。
何か難しそうな本。

私の成績はいつも10位以内に入ってるけど琢磨は私より成績がいい。
この前なんて1位だった。


「お待たせいたしました」

「じゃ、琢磨行くよ」

「うん」

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