Sad Love‐私が愛した人へ‐
本屋を出て2人で帰っていると。

「あれ、琢磨と愛華じゃん」

「あ、智にぃ!!」

「何、デート?」

「違うよ、智にぃの・・・うがっ」

「な、何でも無いよ!智にぃ今帰り?」

危なかった、つい口が滑りそうになった。
琢磨を見ると『バカ』と口ぱくで怒られた。

「うん」

「じゃぁ一緒に帰ろうぜ」

「うんっ」

智にぃはニコニコしながら
あたし達の方に走ってきた。

この笑顔癒されるなぁ。

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