深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
「纏いし風よ
花運びし風よ
我の意のままに」
風があたしを
包んでいくのがわかる
自分が風みたい…
そこに赤く光る
花びらが舞う
「お前……何者…?」
青年はあたしを
食い入るように見入る
.
花運びし風よ
我の意のままに」
風があたしを
包んでいくのがわかる
自分が風みたい…
そこに赤く光る
花びらが舞う
「お前……何者…?」
青年はあたしを
食い入るように見入る
.