深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
「何よ」


あたしはフランを睨む




「ぷっ…くく…おまえ…
本当にお姫様かよ!?」





そう言ってまた笑いはじめる







「失礼ね!!あたしは
立派な……立派な…」





だんだん小さくなる声







あたしは…
立派なんかじゃない…






まだまだ子供だ…






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