深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
「その歌…………」


十夜が不思議そうに呟く





「アルバンの鎮魂歌なの」


あたしの言葉に
何かを考えてるのか
十夜は黙り込む






「十夜………?」




あたしが不安げに
尋ねると





「なんでも無い」




そう言ってまた黙る





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