深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
あたしが不機嫌な顔を
していたのか
クライスが慌てて





「違う…そうじゃない…」





ん……?



もしかして
あたしが考えている事が
違うっていいたいのかな







「アリアはお姫様だから…
木に登ったりしないと
思ったから…」






あ……そうだったんだ…






「あたし初めて
登ったんだよ」




あたしが自慢げに
微笑むと
クライスは優しく
あたしの頭を撫でた






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