深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
「名前をくれた事も
悲しみを受け止めて
くれた事も……
全部…アリアのおかげ…」



優しく微笑むクライスに
思わず見とれてしまった







「だから………
ありがとう」






クライスはあたしの
手に唇を落とした






あたしの顔は
真っ赤だった






でも……嫌じゃない…






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