深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
「お礼なんていいよ…
あたしは……
したいと思ったから…
自分に素直に行動しただけ」




あたしはクライスの
両手を自分の両手で
優しく包む







「クライス……
全部が終わったら…
私のお城で花を育てて
ほしいな
一緒にご飯たべたり
お散歩したり…
今まで寂しかった分、
たくさん楽しい時間に
しよう!!」





ただ……
クライスに居場所を
つくってあげたかったんだ…







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