深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
「ねぇ……」


いきなり背後から
声が聞こえて
バッと振り向くと
そこには


深緑の癖のある髪に
緑の瞳の少年





森みたい……




じっと見つめるあたしを
不思議に思ったのか
首を傾げる




「あ………何?」




あたしはあわてて
返事をする




< 74 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop