深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
「大丈夫だから…」



あたしは微笑んで見せたが
クライスは納得して
いないようだ





「クライス…………」



「やぁ……姫」




背筋が凍るような声
血生臭い





後ろをふりむくと
バンパイアが何人もいた




ざっと20といったところか



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