僕らの時間
「ええねん。覚えてなくて」

凄く冷たい冷めた眼で笑みを浮かべる五十嵐が恐い。

「けどな、これは誰の?」

俺の唇をそっと指を撫でて無感情に俺に聞く。

「よ、酔っぱらってる時に何かしてしもた?」

「誰の?」

俺の話なんて聞いてない。
酔っぱらって何か五十嵐に怒らした事だけはわかった。






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