UNDER PRANET
さっき怒ったのが効いたかな…
まぁ、俺も怒鳴るくらいの勢いだったしな。
怖かったかな。
リアも少しは反省してるみたいだし、許してやるか。
そもそも、リアの手助け無しじゃ俺は帰れないわけだしね。


「さっきは怒鳴って悪かった。
怒ってないから、そんな顔するなよ。」
「……ごめんなさい、イチ。」
「いいよ、もう。
俺の方こそ、ごめんな。」


俺が謝ると、リアは微笑んだ。
うわっ…やっぱり可愛い…。


「ちょっと待ってて!」


そう言うと、リアは部屋から出て行った。

うーん。
冷静になってみれば、ここは誰の部屋なんだろう。
俺、リアのこと何にも知らないや。
それに俺の事も何も知ってもらってない。
まずは、お互いを知らなくちゃいけないよなぁ…

なんて考えてたら、リアが服を持って戻ってきた。


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