UNDER PRANET
あぁぁっ…
俺何してんだよ。
あれじゃまるで、変態じゃねーか。

俺は頭を抱え視線を下に落とした。
その時、一冊の本が目に留まる。


「…何で?」


俺はその本を手に取り、首をかしげた。
この国の文字は俺には読めない。
読めないものしかないと思ってた。
だけど、この本は明らかに俺でも読めた。


「日本語…」


俺はその本を手に取りリアの方に駆け寄った。


「リア!!」
「え?」


リアが振り返ると俺は思わず視線を外した。

な、な、な…
何か恥ずかしいっっ!!


「イチ?」
「あ、えっと…さっきこの本見つけたんだけど…」


俺は手に持っていた本をリアに渡した。
リアはその本を見つめ首をかしげ呟いた。


「…こんな本見たこと無いわ……」
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