僕んちの3日間戦争
午後7時、明人の家をでた僕はモリノに向かった。



救世主を我が家に招き入れるべく。



救世主の名は「ガポガポ」。



正式名称は知らないが、想像はつくだろう。



棒の先に吸盤のようなものがついたアレだ。



もはや彼に頼る以外方法はないのだが、僕の中には激しい葛藤があった。


「ガポガポ」を持って店内を歩くというのは、「皆さん、私はトイレを詰まらせました」と言っているようなものではないか!



それはあまりにも恥ずかしい。



そんなことを考えているうちに、モリノに着いてしまった。
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