■年上彼氏様□~番外編~
「本当はどうなんだよ?」
本当は…
「寂しかったょぉっ…」
ふっと和沙が笑った
「素直が一番」
そう言って私を抱き上げたまま、和沙の部屋に連れて行かれた
「…和沙……?」
フワフワのベッドに横になると和沙が部屋から出てこうとした
「飲みもの…持ってくる、あとプリンとか食える?」
「うん…」
和沙は、すぐにもどってきた
「ほら、」
そう言って私にペットボトルをわたした
フタを開けて、体に水分を流しこむ
「…食い物は?」
「少し…」
プリンをもらって半分食べた
「もう食わねぇの?」
「食べられない…」
半分でも食べるのキツかったのに……
「寝るか?」
静かに頷く
ちゅっ
「和沙…?」
ホッペにキスされた
「寝るまでいてやるから」
「うん」