~Snow White~『一巻』
幸せだった私に黒い雲が近づいてきたのは
札幌の街が銀世界に変わった頃
「美春、ちょっと・・・」
私が学校から戻ると
美春がバタバタ走りまわっている。
その後ろを伯母がオロオロ
追いかける。
「おとうさまが戻るまで待ちなさい。」
「無理よ。きっと叱られる。」
「話し合いましょうよ。」
「裏切り者の彼との仲を
許すわけがない。」
「今、トモも帰ってくるからね?
美春?落ち着いて・・・・」
私は緊張しながら
夕飯の支度をした。
何かがおこるようなそんな気がする。
札幌の街が銀世界に変わった頃
「美春、ちょっと・・・」
私が学校から戻ると
美春がバタバタ走りまわっている。
その後ろを伯母がオロオロ
追いかける。
「おとうさまが戻るまで待ちなさい。」
「無理よ。きっと叱られる。」
「話し合いましょうよ。」
「裏切り者の彼との仲を
許すわけがない。」
「今、トモも帰ってくるからね?
美春?落ち着いて・・・・」
私は緊張しながら
夕飯の支度をした。
何かがおこるようなそんな気がする。