~Snow White~『一巻』
家に戻ると
千秋と真冬がリビングにいた。


「ただいま・・・・」
買い物してきた
材料を冷蔵庫に片付けていると


「今日って、午前授業だよね。
おたくの学校。」
千秋の声に心臓が痛くなった。



「生徒見たから
あんたはどこにいたの?」



「すみません。
友達といました。
普段なかなか遊べなくて・・・・」


「ふ~~ん・・・・」
何かを知ってるのではと
怖くなるほどの緊迫感


知られてはいけない


私と彼が愛し合ってることは
絶対にばれてはいけない。

そう言って
帰り際、強く抱き合ってきたから・・・
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