~Snow White~『一巻』
「生き返った~」



「雪湖・・・・
髪の毛切ったんだな~」


そうそうなんか忘れてた。


「うん、だから一番に見せたかったの。」



「雪湖のキレイさが
みんなにばれちゃうじゃん。」



「似合う?」



「うん。すごくいいぞ。
明るく見えて、なんだか
輝いて見える。」



「不思議なんだよ。
なんか別人になったみたいで…
記憶の中のママに重なるの。」



「雪湖のおかあさんは
美人だったんだ。」



「・・いつも笑顔で、それから
真っ白な肌がすべすべでモチモチで
ママとお風呂に入ると
いつも見とれていたわ。」



「触ってみたいな~」
熱さましで熱が下がった
手を伸ばした。


「エッチね。」



私は、その手に頬ずりした。



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