~Snow White~『一巻』
「美容室で少しキレイにしてもらおう。」


「え?」
美春は店の中に入って行った。


行きつけのようで
男性スタッフと何やら話しをしていた


「雪湖~」
私を呼んで

「いとこなの。
思いっきりキレイに仕上げてちょうだい。」


「ちょ…いいですって…
美春さん……」
私はさすがに慌てて断った。


「う~~ん!!いとこさん
すごい美人だね。創作意欲わくわ~
俺にまかせてくれる?」


「え?髪切るんですか?」


「髪はもう少しまえさがりにして
そろえるだけだよ。
あとは、顔のお手入れと
メイクとネイルかな~」


「そ…そんな……いいですって~」
美春を振り返った。
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