~Snow White~『一巻』
三学期最後の日

大変良いのパーフェクトの
通信簿をもらってから
挨拶をした。


恭吾の目が潤んでいる。


園を出て行くことが決まって
恭吾のお店で

定休日に
さよなら会を開いてくれた。


ラーメンと餃子
チャーハン
どれも私の大好物

かーしゃんはずっと泣いていた。

「つらいことがあったら
ここに来てラーメン食べに来てね。」

そう言って
私をずっと抱きしめてくれた。


その日
私はかーしゃんの胸に抱かれたまま
安らかな眠りについた。


人の温かさを感じた
最後の夜になった。
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