~Snow White~『一巻』
その夜私は一睡もできなかった。


またお酒を飲みながら
共通の仕事の話をして


それから・・・・
それから・・・・

悪い方に最後は想像する。


真冬も元気がなくなっていた。
食欲も落ちて
伯母が心配していた。


智久の存在が
真冬にも生きる光なのは
同じだった。


絶望感は日増しに大きくなるばかりで
私は智久との
年の差とおかれてる立場を
呪う日々が続いた。



そして誕生日の予定も
聞けぬまま



私は稔と過ごすことにした。
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