~Snow White~『一巻』
ホテルの最上階に案内された。


部屋に入ると
テーブルにはたくさんのごちそうが
並んでいる。



「お父様はもうすぐいらっしゃいます。」


そう言ってボーイは出て行った。


私はごちそうや
窓から見える夜景に悲鳴を上げた。


窓は遠くから眺めた。

「高い~~~」



智久のマンションの倍はあった・・・・


「ピンポーン」


呼び鈴が鳴ったので
慌ててドアを開けた。



にっこり笑って稔が立っていた。


「お誕生日おめでとう。」
そう言って目の前に
アイスバーグの真っ白な花束が
視界にいっぱい広がった。
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