~Snow White~『一巻』
「どういうことだ。
トモ・・・・」


静かになった部屋で
口火を切ったのは伯父だった。


真冬が震えていた。



「ミツさん、恵子さん
今日はありがとう
後は、明日ということで……」



伯母が送り出した。



私はキッチンの隅で震えていた。



智久は一点を見つめている。



「座りなさい、雪湖。」
厳しい声




私はこれから何がおこるのか
不安でたまらなかった。
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