~Snow White~『一巻』
新しいクラスにも
友達が何人もいた。


「ゆっこ~よかった~
ゆっこがいたら安心だ~~」


「何が安心よ?」


「だっておねえさまなんだもん~」
甘えっ子の 三上 千紘は、
唯一私を癒してくれる。

私も少し安心した。
千紘は、母親と一緒だったので
挨拶をして
私は一人で家に向かった。


帰ったら、明日の用意をして
教科書をひらいて
それから学校に提出するプリントを
書いて伯父に確認の印を押してもらう


入学年度代わりはいつもプリントばかりで
少し気が重い。

それから夕飯の手伝いをしないと

頭の中で今日の予定を
組み立ててため息をつく。
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