だって、愛してる



火星に行ったら、この人は多分火星人とも
仲良ぉなりそうやから、
あたしはきっとはじっこで拗ねてる。



そしたら彼が寄ってきて、

「俺のコイビト」って火星人に紹介する。

そんなことをどの星でも繰り返して、
いつの間にかあたし達の愛は宇宙規模。






あぁ、早く“明日”が来ないかな。






今は空に散り散りに浮かぶ
星を見つめながら、思う。





あたしの隣にある星は、




手の届く距離で本当によかった。





< 23 / 39 >

この作品をシェア

pagetop