だって、愛してる
「…唐突ですね」
「日々感謝の気持ちを
忘れんでいこうと思てん」
「ほな感謝の気持ちを込めて
帰りに善哉奢ってください」
「今財布ん中35円やもん」
何気なく触れた手をどちらからともなく
絡ませたのは、偶然か。
(ちゃうよね、
繋ぎたいから、繋いだんや)
偶然と奇跡を繰り返した先には、
必然が待っている。
見たい、聞きたい、
話したい、触りたい、
抱き締めたい、ちゅーしたい、
それを思うのは必然で、
それをするのも必然、なんて。
ちょっと自信過剰なのかな。