リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・1
そう言ってアタシの持つお弁当箱に手を伸ばす。

…そしてお弁当箱は、空になった。

そして彼は、他の部員達からブーイングを受けた。

昆布はアタシの手作りで、食べたかったという意見が多く飛び交った。

なのでアタシは早々彼から離れた。

……これが高校一年の時の、彼とのはじめての出会いだった。

月日は流れ、アタシ達は高校三年生になった。

アタシは料理の腕を学校全体に認められ、料理部を設立して、部長を務めていた。

彼はサッカー部の部長として、全国大会に部員達を引っ張っている。

彼のおかげで、サッカー部は毎年全国大会に出られるようになった。

なので自然とアタシはサッカー部への差し入れが増えていき…。

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