サンクトペテルブルクの夜明けーーリスカ男の願い
あたらしい仕事
「カレンちゃん、今日も可愛いね」

「ありがとうございます!!」

私は深々と頭を下げた。

私はモデルの栖川佳恋。

相手はある雑誌の編集長だ。

私を一年間表紙のモデルに起用し、

来年も契約を更新してくれるという話

になっている。

「そうだ、カレンちゃんにお知らせ、

あるんだけど」
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