サンクトペテルブルクの夜明けーーリスカ男の願い
短い再会
昼過ぎに目を覚まして、

俺は教授室のある建物に向かった。

休みだから学内には人影が少ない。

部屋の扉をノックをすると

「ダー パジャールスタ(どうぞ)」

と声がした。
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