闇の出口
ただ、私は……
彼女は、

『何で生きてるの?』

ではなくて、

『生まれてこなければよかった』

そう呟いた。

生きる意味を求めるのではなく

自分で自分を

否定していた。

そんなこと、考えたことが無い私は

どれだけ恵まれてるのだろうか。

彼女がいなければ

私はそんなこと考えなかっただろう。
< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop