─不良が愛した女の子─



え…っ



こんなに可愛かったっけ?



莢架が可愛く見える。



「なあ…莢架」



「んっ?なに?」



「莢架ってさあ…」



「うん?」



「可愛いね」



俺がそうニヘラッと言うと
莢架が顔を急に真っ赤にして



「へっ!?ば、バカじゃないの!?
寝惚けすぎだよ、大樹」



そう行って溜まり場を後にした。



莢架に続いて蓮も



「ばーか」



と俺に言って出ていった。











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