─不良が愛した女の子─



外では雪が降っていた。



裸足で雪道を歩く。



サクサクと真新しい雪が
きしむのがわかった。



寒くなんかない。



痛くなんかない。



あたしはフラフラとさ迷い続けた。



あたしがいなくなって
お母さんは心配するのかな?



アイツは笑うんだろうな。











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