─不良が愛した女の子─



公園を見つけるとあたしはそこに
入って雪が積もったベンチに
ストンと座った。



あたしの視界の中は
雪が舞い散っている。



「……」



もう、いいよ。



楽になっていいよ。



あたしは自分に言い聞かせて
ベンチにスッと横たわった。












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