─不良が愛した女の子─



「戻るぞ」



と隆哉があたしの手を引いた。



みんなのもとへ戻ると
みんなは真剣そうな顔で
話し込んでいた。



なんだろう…



そう思って聞こうとしたら隆哉に



「莢架、部屋の荷物整理してこいよ」



と言ってまたあたしを部屋に戻した。



「えっ、ま、待って!隆哉!」



そう言っても隆哉はあたしを
部屋に入れるとバタンと閉じた。












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