─不良が愛した女の子─



「亜朱佳ぁ…っ」



「莢架…瑠威さんの手を離しちゃダメ。
瑠威さんを信じて…っ?」


あたしはコクコクと何度も頷いた。



ねえ…亜朱佳?



亜朱佳があたしのために
瑠威に話してるなんて知らなかったよ。



いつも亜朱佳に支えられてた。



ふと横を見ると
いつも亜朱佳が笑ってたよね。



亜朱佳…



ありがとう。











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