─不良が愛した女の子─



「はあっ…はあっ」



息が切れても止まらないあたしの足。



瑠威



瑠威



瑠威──…



なんでだろう…



気持ちいい…



忘れかけていた。



小さい頃に抱いていた純粋な心。



ただひたすら真っ直ぐに突っ走る。



思ったまま



心にうごかされるまま











瑠威───…















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