─不良が愛した女の子─



抱き上げた女は冷たくて
生きているのかわからなかった。



「大樹、急ぐぞ」



俺が女を抱き抱えたまま言うと



「はいよ」



と立ち上がった。



俺たちはいつもの場所に向かった。











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