─不良が愛した女の子─



しばらく歩いて着いたら先は
もちろん瑠威の家。



瑠威の家は瑠威の家なんだけど…



「る、瑠威…」



「あ?」



「本当に瑠威の家…?」



「他に何があんだよ」



そう言って笑う瑠威。



「えへへ…そ、そうだよね」



苦笑いのあたし。



だって…



目の前にある家は
すっごく大きくて
和風!!って感じの日本屋敷。



「入るぞ」



「わわわ…っ」



いきなり瑠威はあたしの手を掴み
長い長い玄関までの道のりを歩き始めた。












< 180 / 201 >

この作品をシェア

pagetop